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Slic3rの設定についてまとめてます。Slic3rの日本語版が見当たらなかったので、使い方をまとめました。 最近はC#のメモ帳代わりになってます。

独り言 | フィラメントの話 ガラス転移点

フィラメントの物性なんかを見てみたいと思って、色々サイトを眺めてました。

フィラメントが柔らかくなるときの話を一席

3Dプリンターに使うフィラメントなんかを、難しい言葉でいうと「非晶質の固体」と言うらしいのですが、「非晶質の固体」を加熱して、柔らかくなった状態を「ゴム状態」と言い、冷えて硬い状態を「ガラス状態」と言うらしいです。

で、ガラス状態からゴム状態になる温度を「ガラス転移点」と呼ぶと。
さらに、「ゴム状態」から液体になる温度が融点。
(正確には、ガラス転移点と融点の間で「過冷却状態の液体」になるらしい)

物性表なんかを見るとガラス転移点をTg、融点をTmの記号で表していました。
youtubeでこの状態の変化を見せてくれているのがありました。

0:20までが、ガラス状態。ここで、ガラス転移点を超えます。
0:20~0:31までが、ゴム状態。
0:33ぐらいに融点を超えて溶ける様子が分かります。
0:35からは、別の材質で同じ試験をしています。

3Dプリンターのフィラメントのような樹脂の場合を、ウィキペディアから引用すると、

鎖状高分子のガラス転移現象

合成高分子(または単に高分子)、合成樹脂、プラスチックなどと総称される一連の化合物、具体的には、ポリスチレン、ポリエステル、ポリアミド、などは、ひもや鎖のように長くて柔軟に折れ曲がる鎖状高分子から成る。高温の液体状態では通常の低分子液体と同様に分子同士の位置が自由に変化でき流動性があるが、鎖状分子同士の絡み合いによる粘性があり、低分子液体とは異なる挙動も示す。鎖状分子の長軸に垂直な方向への運動は、絡み合った鎖状分子同士が互いに邪魔をするため妨げられ、長軸に沿った運動(レプテーション)のみが許される。 温度を下げて融点以下にしたときも結晶化速度が遅いため一部分しか結晶とならないことが多い。結晶とならない部分では、ある温度以下では上記のレプテーションも妨げられ、絡み合い点で鎖状分子同士が結合して架橋点となった網目構造となりゴム弾性(エントロピー弾性)を持つようになる。これをゴム状態と呼び、架橋点では分子同士が結合されているが架橋点間の鎖状部分は自由に運動できる。この架橋は加硫ゴムにおけるような化学結合による架橋(化学架橋)とは区別して物理架橋と呼ばれる。 さらに温度を下げてガラス転移点に達すると、鎖状部分の運動も非常に遅くなり、全ての部分がその位置で熱振動を行うだけのガラス状態となる。なおガラス転移点以下にも、α転移点、β転移点と呼ばれる物性変化が急激となる温度が存在する高分子も多々ある。

「ガラス転移点」
『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』より。
 2014年2月28日 (金) 14:33 
UTC
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AC%E3%83%A9%E3%82%B9%E8%BB%A2%E7%A7%BB%E7%82%B9

とのことです・・・。

やいのやいの言っても結局、Sic3rのExtruderの設定温度は融点付近になっている気がします。
Bedの設定温度は、ガラス転移点付近かも。

この話、にわか仕込みも甚だしいので、正確性に欠けている事を保証致します。


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