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Slic3rの設定についてまとめてます。Slic3rの日本語版が見当たらなかったので、使い方をまとめました。 最近はC#のメモ帳代わりになってます。

Slic3r | Other / その他の設定

押出し幅の設定はPrint Settingsタブの3Dプリンター,Slic3r,設定,方法,Repetier,使い方,Print settings,AdvancedAdvancedを選択し、下の画面を表示します。

3Dプリンター,Slic3r,設定,方法,Repetier,使い方,Print settings,Advanced,Other

この画面のOtherのグループでは、次の項目の設定が可能です。

Other : その他の設定




Threads

スレッド数の設定を行います。
スレッド数を増やすと、使用するメモリサイズも大きくなります。

入力例

1

参考

スライスの際に複数の処理を並列に行う為の設定です。
実際に指定したスレッドの数だけ同時に処理されるかどうかは、CPUの能力に依存します。
性能の高いCPUと、多くのメモリを搭載しているPCを使用している場合、スレッド数を増やすことで、スライス時間が短縮が期待されます。

私の使用しているPC(core i5)でThreads1と指定した際にスライス時間が88秒だったモデルに対してThreadsを2,3,4,8と変えていった場合以下のようになりました。
(ちなみに私のPCでは、最大で同時4スレッドまでしか並列に処理がされていないはずです。)

Threads 1 88秒
Threads 2 78秒
Threads 3 76秒
Threads 4 70秒
Threads 8 73秒

Threads 4 と 8 で4の方が早くなっていますが、このように必ずしもスレッド数が多い場合にスライス時間の短縮になるとは限りません。


Resolution

スライスの最少分解能をmmで設定します。

入力例

0.004

参考

高品質な3Dモデルは、しばしば3Dプリンタの造形能力(分解能)を大幅に超えた精度で出来ている事が有ります。
この入力項目を0で指定した場合、3Dモデルの精度のままスライスを行おうとします。しかし、積層ピッチや、太さの関係で全てを表現することは出来ません。さらに造形の際には、機械の精度や、その他外部的な要因によって造形精度がさらに下がります。
このような場合、高品質な3Dモデルの微細部分を無視したスライスを行っても造形されるものは同じになります。
この無視できる微細部分の寸法をこの入力項目で設定します。

高品質な3Dモデルに対してResolutionを0 , 0.004 , 0.04 と設定した場合以下のようになしました。

  • Resolution 0 



  • Resolution 0.004



  • Resolution 0.04



0.004と0.04では目の下の皺の辺りが違っています。
0.04を入力した場合は、0を設定した場合と比べスライス時間が半分程度でした。


 
 


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