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Slic3rの設定についてまとめてます。Slic3rの日本語版が見当たらなかったので、使い方をまとめました。 最近はC#のメモ帳代わりになってます。

Slic3r | Extrusion width / 押出し幅の設定

押出し幅の設定はPrint Settingsタブの3Dプリンター,Slic3r,設定,方法,Repetier,使い方,Print settings,AdvancedAdvancedを選択し、下の画面を表示します。

3Dプリンター,Slic3r,設定,方法,Repetier,使い方,Print settings,Advanced,Extrusion width

この画面のExtrusion width のグループでは、次の項目の設定が可能です。

Extrusion width : 押出し幅の設定



Default extrusion width

標準の押出し幅をmm又は出力層の厚みに対する比率%で設定します。
0を入力した場合自動的に計算されます。

寸法入力例

0.4

比率入力例

100%

参考

この入力項目は、下(First layer以下の入力項目)の入力値が0の場合に有効になります。
この入力値に0を入力した場合の押出し幅は[Flow Math / 吐出量の計算]の[Sane defaults / 妥当なデフォルト値]に記述しています。

この入力項目を0、1と変えた場合下の図のようになりました。

  • Default extrusion width 0



  • Default extrusion width 1



外周壁に注目すると、間隔が変わっている事がわかります。
実際の造形では、間隔だけではなく吐出量も変更していると思われます。


First layer

1層目の押出し幅をmm又は1層目の厚みFirst layer heightに対する比率%で設定します。
0を入力した場合Default extrusion widthで指定した幅になります。

寸法入力例

0.4

比率入力例

200%

参考

デフォルト設定では、200%になっています。1層目の吐出量を多くして剥がれにくくするために200%がデフォルトに設定されていると思われます。
この入力項目を0、200%と変えた場合以下図のようになります。
(1層目の厚みFirst layer heightは0.4mmに設定しています)


  • First layer 0



  • First layer 200%




Perimeters

外周壁の押出し幅をmm又は出力層の厚みLayer heightに対する比率%で設定します。
0を入力した場合Default extrusion widthで指定した幅になります。

寸法入力例

0.4

比率入力例

200%

参考

この入力項目を0、400%と変えた場合以下図のようになります。
(層の厚みLayer heightは0.2mmに設定しています)

  • Perimeters 0



  • Perimeters 400%


外周壁の出力間隔が変化している事が解ります。
実際の造形では、間隔だけではなく吐出量も変化しているので、太さも変わります。


Infill

充填材の押出し幅をmm又は出力層の厚みLayer heightに対する比率%で設定します。
0を入力した場合Default extrusion widthで指定した幅になります。

寸法入力例

0.4

比率入力例

200%

参考

この入力項目を0、400%と変えた場合以下図のようになります。
(層の厚みLayer heightは0.2mmに設定しています)

  • Infill 0



  • Infill 400%


ほとんど変化が無いように見えますが、実際の造形では、吐出量も変化しているので、充填材の太さが変わります。


Solid infill

補強材及び、上面の押出し幅をmm又は出力層の厚みLayer heightに対する比率%で設定します。
0を入力した場合Default extrusion widthで指定した幅になります。

寸法入力例

0.4

比率入力例

200%

参考

この入力項目を0、400%と変えた場合以下図のようになります。
(層の厚みLayer heightは0.2mmに設定しています)

  • Solid infill 0



  • Solid infill 400%


すこし分かりにくいですが、出力間隔が変わっています。
実際の造形では、吐出量も変更しているので、充填材の太さが変わります。
この部分が外側から見えない部分なので、太めに設定する事が可能で、造形時間の短縮にも効果が有ります。

Top sold infill

最上面の押出し幅をmm又は出力層の厚みLayer heightに対する比率%で設定します。
0を入力した場合Default extrusion widthで指定した幅になります。

寸法入力例

0.4

比率入力例

200%

参考

この入力項目を0、400%と変えた場合以下図のようになります。
(層の厚みLayer heightは0.2mmに設定しています)

  • Top sold infill 0



  • Top sold infill 400%


出力間隔が変化している事が解ります。
実際の造形では、間隔だけではなく太さも変わります。

Support material

サポートの押出し幅をmm又は出力層の厚みLayer heightに対する比率%で設定します。
0を入力した場合Default extrusion widthで指定した幅になります。

寸法入力例

0.4

比率入力例

200%

参考

サポートは、造形後取り外す部分なので、太めに設定する事が可能で、造形時間の短縮にも効果が有ります。


 
 


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